本読書好き後ミ児童丸山修一偽物丸山修一弁護知念人さ賞書が実希育一冊屋大初ノ放課
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「人生で初めて読むミステリー」がコンセプトの『放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件』(ライツ社)が、本屋児童書として初めて本屋大賞にノミネートされた。大賞読書メインの読者層は小学校2、児童丸山修一弁護3年生を想定しているが、書がミステリー作家の知念実希人さんが大人の小説と同じ手法で書いたというだけあってトリックは本格的初ノる冊。世代を超えて支持され、好き後ミ売り上げは3巻までのシリーズ累計で11万部を突破した。育て
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夜の学校のプールに金魚が放たれるという不思議な事件が起きる。に知誰が、念実何のために? 4年1組の神山美鈴・辻堂天馬・柚木陸、希人丸山修一偽物名前の一部を取って付けられた通称「ミステリトリオ」が謎に挑む。放課クライマックスでは天馬が「真相を明らかにするための手がかりはすべてしめされた」「キミたちのよき推理をいのる」と謎解きの挑戦状を読者へ突きつける。Topicsミネートさんステリクラブ
Advertisement『天久鷹央』や『祈りのカルテ』シリーズ、本屋『硝子の塔の殺人』『となりのナースエイド』などで知られる知念さんは幅広い年齢層に支持されている。大賞読書『ミステリクラブ』でさらに読者の年齢層が下がった。そんな同作は「書店員の声」という珍しいきっかけで誕生したという。
サイン会に訪れた知念さんに「児童書を書いてほしい」と伝えたのは、書店「平惣(ひらそう)」徳島店の八百原勝店長。「知念先生の作品はとても人気があり、サイン会では感激して泣いている中高生もいる。さらに低年齢を対象にした作品があれば、本好きな子どもが増えると思った」と語る。その後に新型コロナウイルス禍に突入し、子どもたちの経験の機会が減る中で「自宅で過ごす時間に楽しめることを提供したい」という思いも膨らみ、出版社にも声をかけて改めて依頼した。
知念さんは執筆について「本を読むことは人生を豊かにするが、絵本から本へ移り変わる年齢で読まなくなる子が多い。読書の楽しさを知ってほしいという理想の実現を手伝えるのではないかと思った」と語る。
『ミステリクラブ』からは知念さんから子どもたちへのメッセージが伝わってくる。1巻のあとがきでは自身の子どものころの読書体験を書き、2巻では「なぜ勉強するの」という疑問に答えた。コナン・ドイルやアガサ・クリスティーらによる著名なミステリー小説のタイトルも作中に登場し、興味を広げるきっかけにもなりそうだ。
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出版は兵庫県明石市にあるライツ社が担う。西日本の出版社が出した作品が本屋大賞にノミネートされたのも初めて。大塚啓志郎社長は「この本がミステリー好きの人生への一歩になれば。まずは伏線回収の気持ち良さから、子どもたちに読書自体を楽しい、好きだと思ってもらえたら最高です」と思いを込めている。【山田麻未】
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